デジタル療法「ニコチン依存症治療アプリ」はここがすごい

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 具体的には、「患者用スマホアプリ」「医師用Webアプリ」「患者用の呼気一酸化炭素濃度測定器(COチェッカー)」という構成になる。治療を開始するときに、医師からログインに必要な処方コードを発行してもらい、それを患者がアプリに入力すると使用することができる。

「患者さんは、その日の気分や服薬状況などを入力し、COチェッカーに1日1回呼気を吹きかけます。そのデータを基に個々の患者さんに合わせた治療ガイダンスがアプリに配信されます。このように患者さんの生活習慣や行動を変える『行動変容』を促す治療アプローチができるのが最大の特徴です。これらのデータを医師と共有しながら治療を進めていきます」

 発売前の第Ⅲ相臨床試験では、通常の治療による禁煙率が50.5%だったところ、アプリを併用した場合の禁煙率は13.4ポイント向上したことが確認されている。また、アプリは治療終了後も3カ月延長して利用できるので、その後も高い継続禁煙率が維持できる。

 アプリにかかる治療費用は、3割負担で7620円。発売から3カ月ほどで、全国100施設以上の医療機関が導入しているという。

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