スマホアプリによる「デジタル高血圧治療」臨床結果は上々

公開日: 更新日:

 スマホのアプリを使って高血圧症の治療を行う「デジタル高血圧治療」の開発が進められている。

 2019年12月から2020年12月にかけて国内12施設で行われた第Ⅲ相臨床試験では、主要評価項目である24時間の平均収縮期血圧で降圧効果が確認され、その詳細は学会や論文での発表が予定されている。

 自治医科大学と共同で、この「高血圧治療アプリ」を開発しているのは医療ベンチャー「CureApp(キュア・アップ)」(東京都中央区)。代表取締役社長の佐竹晃太医師が言う。

「このアプリは市販のIoT血圧計とブルートゥースで接続し、患者さんが毎日測定する血圧を自動で記録します。また、患者さん自身がアプリに生活習慣のログ(記録)や高血圧に対する認識などを入力します。すると、これらのデータを基に高血圧の要因を自動解析し、最適化された『食事』『運動』『睡眠』など個々の患者さんに合わせた行動変容を促す治療ガイダンスがアプリに通知されます。正しい生活習慣の獲得をサポートすることで、高血圧の改善に導く仕組みになっています。これらのデータは治療にあたる医師も共有できます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か