コロナ禍で人気に拍車「カラコン」による目のトラブルには要注意

公開日: 更新日:

 コロナ禍で半ばマスク着用が義務付けられているなか、目元のおしゃれとしてカラーコンタクト(通称カラコン)が若者の間で流行しているという。目を大きく見せたり、青や茶色、グレーなど色とりどりのカラコンを装着することで人目を引くことができるからだ。その一方でカラコン使用者の半分近くはネットで購入しているため使い方が適切でなく、目のトラブルが続出しているという。眼科専門医で「自由が丘 清澤眼科」(東京・目黒区)の清澤源弘院長に聞いた。

「カラコンによる目のトラブルが増えているのは事実です。しかしそれはカラコンすべてが危険だからではありません。眼科専門医の処方、定期的な検査なしに使用したり、安価な粗悪品に手を出したり、不適切な使い方をする人が後を絶たないことが問題なのです」

 実際、消費者庁には自分に合わないコンタクトレンズや友達同士で貸し借りするなどの不衛生な使い方によって、この5年間で242件の事故が報告されている。

 そのうち75件はカラコンによるものだったという。なかには治療に1カ月以上要した事例も6件あった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い