感染再拡大のいまこそ日本人は「ファクターX」を取り戻せ

公開日: 更新日:

「いま一度、感染経路の分析とそれに対応した感染対策の基本に立ち戻り、しっかりやる、これに尽きます。例えばマスク。マスクは着けてさえいればいいと思う人がいますが間違いです。子供たちがしがちなようにウイルスが付着しているであろう手でマスク表面を触ってはいけません。コロナ前にある中学校でインフルエンザ期にマスクをしている生徒とそうでない生徒の感染の違いを調べたところ、マスクをしている生徒の方が感染者が多かった、との報告を受けたことがあります。原因はマスクの扱い方にあったと思っています」

■用心深い行動こそが身を守る

 ワクチンも同じだ。インフルエンザワクチンを打った人でも何度でも感染する人はいた。

「ワクチンは感染予防ではなく症状を軽くするためのものだから当然です。本来ワクチンはそういうものです。今回もワクチンを打ったからといって感染しないなんて思ってはいけなかったのに、ワクチンパスポートを誤解し、一部にワクチンを過信して感染リスクの高い行動を取る人がいた。オミクロン株という感染力がより強い変異株が出現したとはいえ、感染拡大に拍車をかけたのは、それが一因です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった