著者のコラム一覧
山中直樹

日本医学柔整鍼灸専門学校 柔道整復学科 専任教員。健康長寿・認知症 Gold-QPD 実践セミナー地域フロンティア代表 。健康長寿・認知症 Gold-QPD 実践セミナー講師。鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師。

西洋医学では病気と診断されない「未病」とはなんだ?

公開日: 更新日:

 東洋医学では昔から未病という考え方があります。読んで字の通り、「未だ病まず」ですから、まだ病気になっていない状態を言い表しています。

 なんとなく調子が良くないからと病院で検査をしたけど、異常なしと言われた──こんな経験はありませんでしょうか? 数値や検査画像などで異常が見つからなければ、西洋医学では病気と診断されません。

 だったら治療する必要がない? いえいえ、東洋医学ではそうはなりません。まだ発病していないだけで、体のバランスが崩れ、病気に向かっている状態と捉え、そんな病気の芽を未然に摘む(治す)ことが東洋医学ではもっとも大切なことと考えるのです。

 およそ2000年前にまとめられた東洋医学の原典「黄帝内経」に、「上工は未病を治し、已病を治さず」とあります。この言葉は「上等な医療者(上工)は、病気になる前に、その兆候を見いだして治療をする。病気が起こることを未然に対処する」ということです。東洋医学では、体のバランスの乱れ、機能の不調を鋭く察知し、症状がひどくなる前や病気になる前に治療を施していくことを最良と考えているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意