著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

補聴器の大事な役目は会話をスムーズにすることだけではない

公開日: 更新日:

 補聴器の第一の役目はなにかといえば、会話を今よりスムーズにすることだと言えます。しかし、補聴器の役目はそれだけではありません。“音が聞こえる”というのもまた、大事な役目です。日常生活には会話だけでなくいろんな音があふれているからです。

 とりわけ安全な生活をサポートする音に、アラームや警告音があります。自宅にいれば玄関チャイムや冷蔵庫のドアの開放を知らせるもの。また外に出れば、後ろからくる自転車のベルの音、車の走行音など、直接危険を知らせる大切な音もあります。

 そんな補聴器の役割を改めて考えさせられた、ある50代後半の男性のお客さまがいらっしゃいました。

 その方が初めて聞きづらさを自覚されたのは中学校の頃。こんなものかと思いながらずっと過ごしてきたといいます。それが60歳を前にして、より聞こえづらくなってきたということでした。

 聴力を測ってみると、低い音は正常なのに高い音の聞こえが極端に落ちていることが判明。なるほど低音域は聞こえていてなんとか日常生活が成り立っていたために、これまで積極的に対処してこなかったけれど、加齢により聴力低下が進み、聞きづらさが際立ってきたというわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景