著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

長生きのためには1日どのくらい歩けばいいのか 米医学誌で報告

公開日: 更新日:

 歩くことが健康に良い、というのは科学的にも実証されている事実です。ただ、どのくらい歩くことが健康に最も良いのかといった点については、まだ専門家の間でも意見が一致しているとはいえません。「1日1万歩以上歩くことを目標にしましょう」というのは、広く知られている健康のための目安で、日本国内のみならず海外の歩数の基準としても使用されていました。しかし、じつはこれは日本の歩数計の宣伝が元になっていて、それほど科学的な根拠はないものだったのです。

 2021年の米国医師会関連の医学誌に発表された論文には、アメリカでの研究データが報告されています。

 38~50歳の2000人を超える一般住民を、10年以上という長期観察したところ、最も死亡するリスクが低かったのは、1日7000から9999歩歩いている人で、歩数が少ない人と比較すると、7割以上も死亡リスクが低下していました。1万歩を超える人も死亡リスクは低下していましたが、低下率はそれほど大きいものではありませんでした。

 もちろん体力をつけるためには、より長い距離を歩くことや、より強度の高い運動が必要ですが、単純に「健康で長生き」ということを考える時には、1日7000から8000歩くらい歩きましょうというのが、最も効率的な健康法であるようです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外