著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

感染予防のための行動は情報の入手経路によって違いがある?

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、さまざまなメディアを通じて感染予防に関する情報が発信されてきました。情報の伝達という意味では、Twitterなどのソーシャルメディアが果たす役割も大きく、良くも悪くも人の生活や社会に、大きな影響を与えています。

 しかしながら、感染予防に関する情報の入手経路と実際の感染予防行動に、どのような関連があるのかについてはよく分かっていませんでした。そんな中、新型コロナウイルスに関する感染予防行動と、感染予防に関する情報源の関連性を検討した研究論文が、ヘルスケアに関する国際誌に2022年3月13日付で掲載されました。

 この研究は、2020年と2021年に日本で実施されたインターネット調査の結果を解析したものです。20~79歳の1万8151人(平均51.7歳、男性51.3%)が解析の対象となりました。2回分のアンケート結果をもとに、「マスク着用」「屋内換気」「社会的距離」「混雑の回避」といった4つの感染予防行動について、解析対象者が利用していた情報源(人や組織、ソーシャルメディア、マスメディアなど20種)との関連性を検討しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動