著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

妊娠中のコロナワクチン接種で子供にも免疫が引き継がれる?

公開日: 更新日:

 重症化しにくいといわれている子供の新型コロナウイルス感染症ですが、これまでに報告されている研究データ48件の統合解析によれば、1歳未満の乳児感染例では、重症化した子供が14%を占めていました。しかし、新型コロナウイルスワクチンの接種対象は5歳以上であり、乳児が使用できるワクチンは承認されていません。

 ただ、百日咳やインフルエンザなどでは、妊娠中の母親がワクチンを接種することで、生まれてくる子供にも免疫が引き継がれ、感染症から保護される効果が報告されています。そんな中、妊娠中の新型コロナウイルスワクチン接種と、生まれてきた子供に対する感染予防効果を検討した研究論文が、米国医師会の内科専門誌に2022年6月1日付で掲載されました。

 この研究では、2021年9月1日から2022年2月28日までの間にノルウェーで生まれた2万1643人の子供と、その母親が対象となりました。母親が妊娠中に新型コロナウイルスワクチンを2回、もしくは3回接種していたかどうかを調査し、ワクチン接種状況と生まれてきた子供の感染リスクが検討されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

  2. 2

    消費税減税打ち切り時の現金支給案に経済界が不満「結局は時間とコストのムダ」

  3. 3

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  4. 4

    庶民は景気悪化に身構えている お気楽なものだ「官邸おこもり」首相動静

  5. 5

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  1. 6

    井伊直政(4)超ブラックな家風 昔から家臣が少ない

  2. 7

    橋本愛の「れなちゃん」呼びが反響…のん“テレビから干された”10年で「あまちゃん女優」脱し独自ブランド確立

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  5. 10

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由