著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

コロナにO型が強いのは血が固まりにくいから? A型は死亡リスクが高い

公開日: 更新日:

 出血の止まりやすさは、A型がもっとも強く、AB型とB型は中間で、O型がもっとも弱いとされています。

 医術が未発達の時代には、狩りや戦争で受けたケガが命取りになることも多かったことでしょう。しかし血が止まりやすいA型は、他の血液型よりも生き残るチャンスが高かったはずです。感染症に弱いA型が、感染症に強いO型と同じ程度にいまも繁栄しているのは、それが理由かもしれません。

 今は出血も感染症も、さほどの脅威ではなくなってきています。しかし寿命が延びたおかげで、がんが大きな脅威になってきました。1981年に日本人の死因トップに躍り出てから今日まで、40年以上にわたって首位を維持し続けています。がんに対して有利なO型は、現代においては最強の血液型と言っていいでしょう。

 ところがO型が強いのは、がんだけではないのです。

 血の止まりやすさは、血の固まりやすさと同じです。そしてそれは「血栓のできやすさ」に関係してきます。破れた血管の外側にできるのがカサブタ、血管内で血が固まってできるのが血栓です。血栓は血管を詰まらせて、さまざまな病気を引き起こします。冠動脈が詰まれば心筋梗塞、脳の血管が詰まれば脳梗塞です。また足の腫れや痛みを起こす深部静脈血栓症や、突然死の原因のひとつである肺塞栓症(エコノミークラス症候群)も血栓が原因です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  2. 2

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 3

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  4. 4

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  5. 5

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  1. 6

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 9

    高市早苗がナチス礼賛本に推薦文…「♪盟友ナチス♪」の高須克弥を持ち上げた安倍晋三にも共通する体質

  5. 10

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務