ホントは怖い「リモート肥満」 新たなストレスを解消できず…

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス第7波で注意したいのは、肥満だ。リモート生活で生活リズムが崩れ、そのストレスを食欲で解消させようとするからだ。その結果、高血圧、高脂血症、高血糖となり、知らぬ間に体がむしばまれていく。しかも冷房が筋肉を硬直化させ、血管や神経の痛みを発生させて頭痛を招く。夏場のリモート肥満の恐ろしさと対処法を「あきはばら駅クリニック」の大和田潔院長に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「新型コロナ禍のリモート生活で目立つのは肥満による体調不良です。外出しないことによる運動不足、いつでも食べられることによる食べ過ぎ、家飲みでの酒量の増加などが原因です。結果メタボが増えているのです」

 リモート生活での肥満が怖いのは仕事に関する新たなストレスが自宅内で生まれ、それを解消する場がないことだ。

「最初は通勤がなく、上司や同僚の目がないことに喜んでいた人も、一人で仕事をしていると『オレはこんなペースで仕事をしていて大丈夫なのか』と不安になり、むしろ労働時間が長くなる『リモート残業』が増えているのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」