死亡率ワースト「膵がん」助かるために知っておくべきポイント4つ…名医が教える

公開日: 更新日:

「小さいうちに発見できれば予後はそれほど悪くありません。2センチ以下で見つけられれば5年生存率約50%。1センチ以下なら80%で、大腸がん胃がんよりもいい」

 膵がんの症状は、腹痛、背中痛、腰痛、腹部の違和感、黄疸(白目や皮膚が黄色い)、体重減少など。しかし、これらの症状は、早期ではまず出ない。だから2センチ以下で見つかるのは、膵がん全体の5%、1センチ以下に至っては0.8%とわずかだ。

 症状に頼らない早期発見法はないのか?

■「なりやすさ」「疑いあり」を知る

 家族歴は膵がんの危険因子。血縁家族に膵がん患者が複数人いたり、若年での発症だとよりリスクが高い。

「心配な人は年1回腹部エコーやMRI、血液検査での腫瘍マーカーのチェックを勧めます」

 なお、家族歴の膵がんは遺伝的要因(BRCAなどの遺伝子変異)が関連しており、前立腺がん、乳がん、卵巣がんの発症にも影響を与える。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  3. 3

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  2. 7

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  3. 8

    桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(38)同年代のライバル「篠山紀信と荒木経惟、どっちも俺は認めている」