「太りやすい体」と手を切るには…1食20グラムのタンパク質を

公開日: 更新日:

 年を取るほど、筋肉を意識した食生活を送ったほうがいい。75~84歳の高齢者の歩く速さと10年後の生存率を調べた研究では、歩くのが速い人ほど長く生きられるとの結果が出ている。歩行速度は筋肉量と関係しており、筋肉量が多いほど長生きできるということになる。

 筋肉は、糖尿病リスクとも関係している。筋肉はブドウ糖を取り込んで血糖をコントロールし、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵する働きを担っている。筋肉量が減ると、これらの働きが十分に行われず、血糖コントロールの悪化を招く。

 筋肉量を増やすことは、「太りにくさ」にもつながる。筋肉量が多いほど、エネルギーの消費量も増えるからだ。

 筋肉量は何歳になっても増やせるが、そのためには運動と、筋肉の主成分であるタンパク質をしっかり取れる食事が欠かせない。このタンパク質、取れているようで取れていない。「タニタ」の管理栄養士、小武内沙織さんが言う。

「タンパク質摂取量を調査した研究では、全体で約7割の人が目標量に対して不足しているとの結果が出ています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」