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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【桜】塩漬けで鎮静作用や快眠効果あり 花エキスは糖化を防ぐ

公開日: 更新日:

 また、桜を塩漬けすることによって糖分が分解され、クマリンという物質が生成されます。このクマリンは、鎮静作用や快眠効果、抗菌作用もあるポリフェノールの一種で、アンチエイジング、むくみの改善、がんの抑制にも役立つという報告があります。

 注意すべきは副作用もあるところです。毎日大量に摂取すると肝機能低下を招くことがわかっていますが、摂取量の目安は日本では特に定められていません。欧州では、シナモンに含まれるクマリンから換算して1日に0.1ミリグラム×キログラム(体重)の摂取量を超えないようにと定めています。

 この摂取量の目安は、毎日桜餅を大量に食べるような量に相当しますので、この季節に出回った桜の塩漬けや桜の葉を食べる程度であればまったく問題ありません。どうぞ安心してください。

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