マスクは積極的に外すべき…公衆衛生に詳しい専門医が推奨 WHOも「緊急事態」の宣言解除

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■自分自身の重症化リスクを確認

 WHO(世界保健機関)が5日に新型コロナウイルス感染症による「緊急事態」を終了させたのも、集団免疫獲得などを通じて重症者や死者が世界的に減少していると判断したからだ。実際、1週間当たりの死者数は21年1月に一時10万人を突破したが、今年4月下旬には3500人台に減っている。世界の感染者数のデータを集計・発表してきた米国のジョンズ・ホプキンス大学も3月10日にデータの更新を終えている。

「感染者数が激増する中、行動制限を緩める欧米の方針に眉をひそめた日本人は少なくありませんでした。しかし、欧米は結果として抗体保有率が高まり、早く鎮静化しました。私は今回の新型コロナを経験して、感染症対策は新型コロナ前のインフルエンザ対策こそが良い方法だったと感じています。重症化リスクのある人、受験などでどうしても感染・発症などを避けたい人がワクチンを含めた対策を取り、重症化リスクが低い健康な人は元気に過ごす。そのことで国民全体の抗体保有率を高めていくことが大切だと思います」

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