スポーツ好きは注目 「ケトン体」接種でパフォーマンスが上がる

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 すると、短時間最大運動系と筋力系で、ケトン体群がプラセボ群に比べて有意に高い数値を示した。一方、持久系では有意差はなかった。

「着目したのは短時間最大運動系です。パフォーマンスが60.2%アップと顕著に増加。さらに、高強度運動のパフォーマンス低下の目安となる乳酸の産生が17%低いとの結果が出ました」

 続いて、安静時と短時間最大運動系後の骨格筋および心臓の代謝化合物を解析(メタボローム解析)した。結果、ケトン体群はプラセボ群と比べ、次の差が見られた。

・安静ではアセチルCoAの供給が増加
・運動後はクレアチンリン酸が有意に増加。TCA回路も活性


 アセチルCoAの供給が増加すると、TCA回路(別名クエン酸回路)が活性化する。この回路は疲労回復にも関係する。また、クレアチンリン酸は「ATP-CP系」(囲み参照)を活性化する。

 2つの研究が示すのは、ケトン体を摂取すると、速やかに短時間最大運動系、筋力系のパフォーマンスが上がる可能性があるということ。

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