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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

猛暑の中で労働を強いるのは合法? アメリカの厳しすぎる労働条件

公開日: 更新日:

 ところが南部テキサス州では、雇用主に対し暑さ対策を一切求めていません。保守共和党が圧倒的に強いテキサス州議会では、このような法律を制定することは、特にブームが続く建設業界などの雇用主にとって、負担が大きすぎると考えているからです。

 こうした状況を受けて連邦政府は、国全体をカバーする暑さ対策の基準の策定を進めていますが、施行されるまでにはかなりの時間がかかると懸念されています。

 温暖化対策と同様、労働者の保護がなかなか進まない中、全米の職場で重度の熱中症にかかった人の例が、連日ニュースになっています。

 これも行き過ぎた資本主義の産物だという怒りの声も、特に若者の間で高まっています。

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