著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

週末や祝日は太りやすい? 年末年始はより急激に体重が増加

公開日: 更新日:

 肥満は、心臓病脳卒中糖尿病、自尊心の低下、うつ病など、さまざまな病気の発症や心理的な悪影響と関連することが知られています。むろん、成人の体重は常に一定ではなく、1日ごとにわずかな変化を認めます。しかし、体重が増加しやすい時期やタイミングについて、詳しいことは分かっていませんでした。そんな中、年間の体重変化を分析した研究論文が、米国医師会のオープンアクセスジャーナルに、2023年7月27日付で掲載されました。

 オーストラリアで行われたこの研究では、18~65歳の375人(平均年齢40.2歳、平均体重84.0キロ)が解析対象となりました。研究参加者に対して、可能な限り毎日(少なくとも毎週)体重測定を行ってもらい、遠隔モニタリング装置を介して体重データが収集されました。

 集められたデータから1日の体重変化量が見積もられ、曜日や季節、祝日との関連性が検討されています。

 解析の結果、年間の体重増加量は中央値で0.26%(218グラム)でした。体重は1週間で0.3%(252グラム)変動し、月曜日と火曜日で最大となりました。月曜日を基準とした体重変化は、水曜日以降に減少し、金曜日ではマイナス0.18%でしたが、週末から月曜日にかけて再び増加しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意