著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【マッシュルーム】滞った「気」をスムーズに流して頭痛を改善

公開日: 更新日:

 頭の片側がズキズキ痛む、吐き気もする……。とくに病気がなく、症状が続いている場合は「片頭痛」かもしれません。

 片頭痛は、脳血管の一部が急に拡張して起きる頭痛です。多くは、頭の片側が痛む傾向がありますが、両側が痛む、痛む場所が移動することもあります。ズキズキと心臓の鼓動に一致した拍動性の痛みが特徴で、吐き気や嘔吐を伴うケースも。発作は数時間から数日続きます。

 また、発作が起きる前に視野の一部がまぶしくなる、目の前がチカチカ光る、周囲のものが光で縁どりされたように見えるといった前兆が現れる場合もあります。発作は気圧や寒暖差といった環境の変化やストレス、特定の食べ物などによる刺激が原因で引き起こされます。

 シニアは加齢によってストレス耐性が低下しているため、症状が引き起こされやすくなるといえます。また加齢によって自律神経の機能が低下しているため、季節の変わり目は注意が必要です。

 中医学において、片頭痛は「気」の流れが滞ることによって引き起こされる「気巡り不良タイプ」頭痛と考えます。気の巡りは自律神経と関わりが深いため、ストレスがかかるとてきめんに痛みがひどくなるのが大きな特徴。また、イライラ、怒りっぽい、目の奥が痛い、不眠、ガスやゲップが多いといったトラブルも見られます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」“静かにフェードアウト説”一蹴!主演映画も絶好調で“稼げる女優”の底力発揮

  3. 8

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  4. 9

    長嶋茂雄さんは当然のように電車改札を「顔パス」しようとして、駅員に捕まった

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」