著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

空を見上げれば嫉妬心が消える…気持ちの整理がつきやすくなる

公開日: 更新日:

 方法が研究者によって多少異なるものの、セルフ・アファメーションをする際におおむね一致していることは、病気などのネガティブな内容は書かず、なりたい自分をイメージして、ポジティブな事象のみを書くという点です。そして、できるだけ現在進行形や現在の状態で表すことがポイントです。自分にとって重要かつポジティブなことを確認するだけで、心の負担は軽減されるというのです。

 東京大学の田戸岡らによる、「自己他者概念と上下の運動感覚が、妬みと羨望の生起に及ぼす影響」という研究(16年)も興味深いでしょう。この研究では、何かを「上げる」「下げる」運動をする感覚と、人を「上に見る」「下に見る」感情に関連性があるかについて実験を行っているのですが、「意外にも関連性がある」という驚きの結果が出ています。

 実験では、「自分」や「他人」と書かれたカードの位置を上げる動作と下げる動作を比較しました。その結果、「他人」を上げる動作の場合は、良い妬みと位置づけることができる「羨望」の感情が、「自分」を下げる動作の場合は悪い妬みの象徴ともいえる「嫉妬」の感情が、より目立つ結果になったといいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒