著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

痩せたければ食べる姿を思い浮かべる「脳内食事」…食欲を抑制

公開日: 更新日:

②「チョコレートを30個食べる」&「コインランドリーの洗濯機にコインを3枚投入する」場面を想像するグループ

③(食べる想像はなしで)「コインランドリーの洗濯機にコインを33枚投入する」場面を想像するグループ

 その後、被験者全員にチョコレートが入ったお皿を配り、好きなだけ食べていいと指示をしました。すると、チョコレートを30個食べるシーンを想像した②グループの被験者は、チョコレートを3個食べる想像をした①グループや、まったく食べる想像をしなかった③グループの被験者に比べ、実際にチョコレートを食べる量が少ない結果になったといいます。

 つまり、自分が何かを食べている姿を脳内で再生する「脳内食事」をすることで、食べる量を抑えられることが分かったのです。体重を気にしているなら、仕事やプライベートの会食前に、自分が食べる姿と、食べたことによって自分がどんな姿になっているかを想像するといいでしょう。

 また、「自宅で食べるより外食のほうが太る」「1人より複数人で食べると食事量が増える」という研究もあります。ダイエットをするなら、できるだけ自炊して1人で食べた方がいい。一方で、毎日1人で食事をすると、精神的な面でふさぎ込んでしまう可能性があるため、あくまで太ってきた際のコントロール法として覚えておいてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑