【処方薬依存】快感を求めて1カ月分をまとめて服用 不慮の事故で死亡例も

公開日: 更新日:

「当院で処方薬依存の治療を受けていた10代の患者さんのうち、4人が不慮の事故で亡くなっています。未成年者の場合、家庭内環境の悪さから処方薬の依存に走るので、ODの悩みを親に話したり、逆に親が子供の異変に気付くのもかなり難しい。衝動行為を防ぐには、カウンセラーによるカウンセリングが最も重要です」

 大人になるにつれ、処方薬のODは体を壊すだけだと気付いて自然と依存から解放されるのに対し、未成年者は未熟なため強い感情に対する自己コントロールが難しい。カウンセラーが介入し、患者の親に代わって悩みを聞き出して処方薬に対する誤った認識を正し、処方薬に頼らないメンタルヘルスづくりを行うという。

「カウンセリングを通して内面的に成長するにつれ、依存は次第になくなっていきます。ひとりで抱え込まないことが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択