著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【菊花】こもった熱を冷まし、薬膳では目のトラブルに必ず使われる

公開日: 更新日:

 目がかゆい。しばしばしてひどく疲れる……。花粉症による目のトラブルに悩んでいませんか? 「花粉性結膜炎」は、特定の時期のみ症状が現れる季節性アレルギー結膜炎のひとつです。結膜は外界に直接触れているため、花粉が入りやすい状態にあります。さらに花粉は涙液に溶けやすいため吸収されたり、タンパク質や細胞も多いためにアレルギー症状が引き起こされやすいのです。

 症状としては目のかゆみや痛み、充血、ゴロゴロとした異物感、疲れる、まぶたが腫れるなどといった症状がみられます。

 以前は、年齢が上がると花粉症になりにくいといわれていましたが、現在はシニアでも発症する人が増加傾向にあります。命に関わるわけではありませんが、目の不調は首や肩のこり、集中力の低下、イライラするといった生活の質を大きく下げる原因になります。この時期はとくに「食」による対策も必要です。

 中医学においては、花粉症を引き起こす原因として人間のエネルギー源である「気」が関係していると考えます。気が不足すると免疫力が低下し、抵抗力がなくなるのでアレルギー物質が侵入し、症状が発生してしまうのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった