著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

水原一平氏がドジャース解雇…アメリカの若い世代をむしばむ「スポーツ賭博依存症」

公開日: 更新日:

 ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の通訳、水原一平氏の解雇は、アメリカのスポーツ界に大きな衝撃を与えました。これを書いている時点(日本時間22日13時)では、水原氏がスポーツ賭博にはまっていたという報道がされています。

 アメリカでは、「スポーツ賭博依存症(ギャンブル依存症)」が大きな社会問題になりつつあります。犠牲になっているのは主に若いZ世代の男性です。

 スポーツ賭博はアメリカ50州のうち40州近くで合法です。いまだ違法とするドジャースのあるカリフォルニア州は少数派です。2018年の合法化以降、スポーツ中継の間にはスポーツ賭博アプリのCMがあふれるようになりました。大手アプリのCMには、ジェイミー・フォックス、ケビン・ハートらハリウッドセレブや、元スター選手も登場しています。

 しかし賭博はアメリカの華々しいスポーツ界の歴史に、暗い影を落としてきました。1980年代に歴代最多安打記録を更新したピート・ローズ選手が、違法な野球賭博の疑いで球界から永久追放されたことを、覚えている人もいるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?