寝起きの頭痛が続いたら…「脳腫瘍」のサインかもしれない 年間2万人が発症

公開日: 更新日:

 脳腫瘍が良性の場合、手術で腫瘍を全摘出すれば完治が期待できる。一方で、悪性や良性でも頭蓋底など、脳の深部に腫瘍があると手術で命を救えても後遺症が残るリスクが高い。ほかにも呼吸中枢や循環器中枢など、生命維持に重要な役割を担う延髄に脳腫瘍が癒着していると、手術で癒着を剥がす際に命を落としかねないという。

「良性でも悪性でも癒着の程度が深刻であれば、『ガンマナイフ』と呼ばれるガンマ線(放射線)で患部を集中照射し、部分的に焼き切る治療を行います。脳腫瘍は早い段階で手術を行えば症状が改善できるので、痛みや体の異変があれば迷わず脳神経外科を受診してください」

 脳の病気は早期発見、早期治療がカギ。脳腫瘍に限らず、脳に異常がないか自宅でセルフチェックできる方法を紹介する。

【片足立ち試験】 
 左右交互に片足で立ち、どちらか一方で、ふらついたり、きちんと立てない場合には脳の異常が疑われる。

【両上肢挙上試験】
 手のひらを上に向けた状態で両腕を肩の高さまで水平に持ち上げてキープし、左右どちらかの腕が内側を向いて下がると脳に異常がある可能性が高い。

 天寿を全うするためにも、万が一、普段と違った頭痛が続くようであれば専門医を受診したい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意