著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

親の主治医に直接会って子供がチェックすべきこと

公開日: 更新日:

 たとえば「患者から質問をされることを嫌い、私の言うことを聞いていればよろしいと怒る」ようなタイプ。これでは患者が萎縮し、自分の健康状態を把握するどころか、疑問を解決することさえできない。

「もう高齢なのでこれ以上の積極的な治療はできない」と対症療法しかしないケースもある。本当にそうならともかく、主治医の知識不足で他の選択肢を潰してしまっているかもしれない。

 いずれも筆者の体験談だが、前者は詳しく聞こうとすると「私が信用できないのか」と怒られた。後者はその診断に疑問があり、他の専門医複数に助言を請うと「今は高齢でも手術により飛躍的に改善する」との回答を得た。

 誤解を恐れずに書くと、医師なら誰でもいいとは言い切れない。大切な親を任せていいのか、子供としてしっかり見極めたい。ただ、高齢の親の中には「先生に質問をすることは失礼なこと」と思っている人がいて、地方では病院が限られ「そこに頼らざるを得ない」ことがあるのも事実。疑問を感じたとしても、親とは慎重に話し、妥協点を見つけたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃