動けなくなってインスタで助けを…ボディービルダーの渡辺和也さんギランバレー症候群を語る

公開日: 更新日:

渡辺和也さん(ボディービルダー/26歳)=ギランバレー症候群

 もう完治はしているんですけど、いまだに握力が以前の50%程度しかありません。でも握力ゼロの時もあったので、ずいぶん回復したほうです。

「ギランバレー症候群」は一般的に食中毒がきっかけで起こり、末梢神経に障害が出る病気です。僕の場合はカンピロバクターというウイルスで食中毒を起こし、免疫システムがウイルスを攻撃してくれたものの、ウイルス以外にも攻撃を続けて末梢神経まで傷つけてしまい、最終的に歩けなくなりました。

 食中毒の症状が出始めたのは昨年11月ごろでした。1日10回ぐらいトイレに行く状態になったのです。1週間後、お腹の症状が治ると、今度は徐々に筋力の低下を感じるようになりました。でも、10月にボディービル大会が終わったばかりだったので「疲労かな。そのうち治るだろう」と考えていました。

 さらに1週間もすると日常生活に支障が出るレベルで悪化していました。なんとかパーソナルトレーナーの仕事は続けていたのですが、ある日、午前の仕事が終わった帰り道で急に立てなくなってしまったのです。外のベンチで動けなくなりました。どうしたらいいのかわからなくなって、インスタグラムのストーリーに今の自分の状況をアップして助けを求めました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情