尿路上皮がん治療最前線…全生存期間がグッと延びている

公開日: 更新日:

 最前線では、遺伝子変異を有するがんへの分子標的薬を用いた治療も盛んだ。尿路上皮がんでは行われていなかったが、それが変わるかもしれない。臨床研究で有意差がある結果が出て、昨年11月、FGFR遺伝子変異を有する進行尿路上皮がんへの分子標的薬の承認申請が行われたのだ。

「尿路上皮がんでFGFR遺伝子変異を有する症例は必ずしも多くないとはいえ、シスプラチンしかなかった時代と変わり、やっと新しいメカニズムの薬剤やそれらの薬剤のコンビネーションで乗り越えられるとの結果が出てきたと言える」

 今後どうなっていくのか。目が離せない。

※記事内の免疫チェックポイント阻害薬は、「ペムブロリズマブ」「アベルマブ」「ニボルマブ」など、それぞれ別の薬となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か