「梅毒」の新規感染報告件数…過去最多の前年を上回ったのは22都府県

公開日: 更新日:

「気になるのは第39週で過去最多の前年越えした東京です。第41週の累積対前年比の増加数は第40週よりも13件“改善した”とはいえ、依然として過去最多を上回るペースが続いています」

 東京都が独自集計した第41週では、新規68件/年累計2956件となっている。感染研の新規37件/年累計2913件と異なるのは、東京都の数字が保健所が報告を受理した件数に対して感染研の数字は医療機関が梅毒と診断した件数だから。ちなみに東京都集計の新規68件の内訳は、男性45件、女性23件。年代は10代5件、20代25件、30代16件、40代11件、50代10件、80代1件だった。推定感染経路は、64件が性的感染(同性間13件、異性間46件、性別不明5件)、不明4件だった。 

 東京都は10月17日発行の東京都感染症週報2024年第41週のなかで2024年9月における性感染症の報告データ(55医療機関)を公表している。それによると、性器クラミジア238件(男性123件、女性115件)、性器ヘルペス45件(男性28件、女性17件)、尖圭コンジローマ49件(男性33件、女性16件)、淋菌60件(男性42件、女性18件)、膣トリコモナス8件(女性8件)だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」