著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

通所サービスを利用するときは性格や介護度に合った内容のものを

公開日: 更新日:

 要支援や要介護に認定されると、介護保険法に基づいた介護保険サービスを受けられる。その内容は「厚生労働省 介護サービス」のキーワードで検索できるが、最初に注目してもらいたいのが、施設などに出かけ「日帰りでサービスを受ける」、いわゆる通所サービスだ。

 通所サービスには要支援1から利用できるデイケアと、要介護1から利用可能なデイサービスの2つがある。どちらも9~15時ごろの利用で、自宅と施設間の送迎付き。健康チェックや昼食、入浴介助がセットになっていると考えればいい。異なるのは、デイケアが医師などの専門職が常駐する施設で生活機能向上のための機能訓練などを行うのに対し、デイサービスは自宅にこもりがちな生活の改善や高齢者同士の交流を図るという目的の違いだ。

 要介護認定を受けたばかりの高齢者は自宅で暮らしているものの、かなり体力が落ちていると考えられる。足腰の弱さなどから自由に外出する機会が減っていたり、ひとりで自宅の風呂に入ることが難しいケースもよく聞く。家族としては、これ以上介護度が進まないようリハビリなどで健康維持をしてほしい。外出の機会を増やしてあげたい。安全な環境でお風呂に入ってほしい。そんな思いから通所サービスを勧めたくなるが、ひとつ注意点がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々