著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

(8)健康管理や医療を受けるうえで必要になる知識とスキル

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 しかし普段からAIを使っていないと、ついつい“食わず嫌い”になり、ネガティブなイメージを抱いてしまうかもしれません。ネット上には無料のAIサービスがいくつもあります。使ってみて、AIとはこんなものという感触を養っておけば、信じすぎたり逆に全否定したりしないで済むはずです。まずは試してみることが大切です。

 最後に「バイオサイエンス」について、多少は勉強しておくべきです。といっても、さほど高度なことは知らなくて大丈夫です。高校の生物学を勉強し直せば、バイオ医薬やmRNAワクチンの基本的なところが、十分理解できるようになるはずです。

 また、いまや病気でもスポーツでも、食事管理や指導は分子栄養学に基づいて行われるようになってきています。血液検査などの結果から、どの栄養素が不足していて、どれが過剰なのかが分かるようになってきました。これらのことも、高校の生物学レベルで理解できます。

 まとめると、ITとバイオサイエンスの基礎を抑えておけば、これからの健康や医療の話題についていけるということです。(おわり)

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