感染症の家庭内感染を防ぐ(1)生活スペースをどう分ける?

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 食器やタオルなども別個にする。鼻をかんだティッシュには多くのウイルスが含まれている。専用のビニール袋、ゴミ等を用意する。

 手洗いも徹底し、「帰宅後」「トイレ後」「食前」「鼻をかんだり咳をした後」「鼻をほじる前」だけでなく、「発症した家族と物のやり取りをした後」も流水と石鹸で丁寧に手を洗う。使用した後の洗面台の水ぶき掃除も欠かせない。

 手洗いの回数にも注意したい。1日11回以上の手洗いは風邪の発症リスクを50%以下にするとの研究結果がある。

 また、インフルエンザの流行期は意識して爪を切ること。鼻毛は外から見えない程度に抑え、切りすぎないようにする。

「呼吸器感染症の有効な予防策のひとつが鼻呼吸です。乾燥して冷たい外気を鼻で吸い込むと上咽頭では温度は30度程度、湿度は90%前後までに加温・加湿されて下気道に送られると言われます。一方、口には鼻腔ほどの加温・加湿効果がなく、冷たく乾燥した空気が直接下気道に入りやすく、気道を痛めやすい。しかも、鼻呼吸なら鼻の粘膜と鼻毛でウイルスがからめ取られる。鼻毛は切りすぎてはいけません」(つづく)

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