(5)心臓弁膜症の手術は心臓を停止して行われる…1日10万回開閉する弁が壊れる

公開日: 更新日:

 心臓弁膜症という、これまた変な名前の病気があります。「弁膜って何?」と聞かれても知りません。心臓の弁が物理的に壊れて血液が逆流したりする病気ですから、普通の医師は「僧帽弁閉鎖不全症」、または「構造的変性疾患群」と呼んでいます。

 きっと、むかしむかし、トーダイかどっかのそれはそれはエライエライ先生が御命名なされ、奉りあそばされ、給うたのでしょう。ですから文化遺産好きの人を除き、普通の医者は「弁膜症」などとは言わないのです。

 心臓の弁がなぜ壊れるのか? わかりません。1日に10万回も開いたり閉じたりしていますから、持たなかったということなのでしょう。バイ菌に感染して起こることもあります。ではなんでバイ菌に感染したの? と聞かれれば、これまたわかりませんとしか答えようがありません。

 なる人とならない人がいるという現実も、説明などできません。医者はだれしも、目の前の患者の「なんでこんな病気になったんですか?」という疑問に答えることなどできないのです。

 これをうまく理解する言説に最近、出くわしました。スピノザという17世紀のオランダのユダヤ人の哲学者です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した