1300万人がちょい漏れに悩み…「過活動膀胱」の対策と治療

公開日: 更新日:

「行動療法では特に、膀胱に尿をためる訓練をしてもらいます。トイレに行きたいと思ってもすぐに行くのではなく、しばらく我慢してもらいます。これによって、トイレに行く回数を徐々に減らしていくことができます」

 冷えるとトイレが近くなるので下半身を中心に冷やさないようにする。カフェインやカリウムは利尿作用があるので、控えめにする。

「病気への知識を深めることも症状軽減につながります。薬物療法では、薬をやめると理論的には症状がぶり返すはずですが、症状が軽減したままの患者さんもいるのです」

 薬は生活に応じて調整できる。

「来週末旅行に行くから」「重要な会議があるから」など、飲むタイミングを決めたり、飲む量を減らしたり、というようにだ。

「過活動膀胱の薬は、飲んだり飲まなかったりしても、効果が薄れるわけじゃありません」

 薬を上手に使って、過活動膀胱とうまく付き合っていこう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも