1300万人がちょい漏れに悩み…「過活動膀胱」の対策と治療

公開日: 更新日:

「行動療法では特に、膀胱に尿をためる訓練をしてもらいます。トイレに行きたいと思ってもすぐに行くのではなく、しばらく我慢してもらいます。これによって、トイレに行く回数を徐々に減らしていくことができます」

 冷えるとトイレが近くなるので下半身を中心に冷やさないようにする。カフェインやカリウムは利尿作用があるので、控えめにする。

「病気への知識を深めることも症状軽減につながります。薬物療法では、薬をやめると理論的には症状がぶり返すはずですが、症状が軽減したままの患者さんもいるのです」

 薬は生活に応じて調整できる。

「来週末旅行に行くから」「重要な会議があるから」など、飲むタイミングを決めたり、飲む量を減らしたり、というようにだ。

「過活動膀胱の薬は、飲んだり飲まなかったりしても、効果が薄れるわけじゃありません」

 薬を上手に使って、過活動膀胱とうまく付き合っていこう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因