1300万人がちょい漏れに悩み…「過活動膀胱」の対策と治療

公開日: 更新日:

「これらの症状は、過活動膀胱以外の病気でも見られます。除外診断がまず必要です」

 例えば膀胱がんや前立腺がんといったがん、前立腺肥大症、女性の骨盤底障害、尿路結石、膀胱炎や前立腺炎といった下部尿路の細菌感染症、薬の副作用などだ。

■日常的な工夫でも症状改善

 過活動膀胱は一般内科でも診察してくれるが、別の泌尿器科領域の病気が原因、あるいは併発していることを考えると、特に症状が強い場合や、残尿感などがある場合は、最初から泌尿器科を選んだ方がベターだといえる。

 過活動膀胱を疑って泌尿器科を受診した時、問診で確認されるのは、自覚症状、病歴、既往歴、合併症、服薬歴、水分摂取習慣など。あらかじめメモに書いておくとスムーズだ。

 症状により、前立腺症状スコア、過活動膀胱症状スコア、尿検査、超音波検査、尿路・骨盤底の画像診断なども行う。

 これらの結果に基づき、行動療法と薬物療法(抗コリン薬やβ3受容体作動薬など)に進む。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束