1300万人がちょい漏れに悩み…「過活動膀胱」の対策と治療

公開日: 更新日:

「これらの症状は、過活動膀胱以外の病気でも見られます。除外診断がまず必要です」

 例えば膀胱がんや前立腺がんといったがん、前立腺肥大症、女性の骨盤底障害、尿路結石、膀胱炎や前立腺炎といった下部尿路の細菌感染症、薬の副作用などだ。

■日常的な工夫でも症状改善

 過活動膀胱は一般内科でも診察してくれるが、別の泌尿器科領域の病気が原因、あるいは併発していることを考えると、特に症状が強い場合や、残尿感などがある場合は、最初から泌尿器科を選んだ方がベターだといえる。

 過活動膀胱を疑って泌尿器科を受診した時、問診で確認されるのは、自覚症状、病歴、既往歴、合併症、服薬歴、水分摂取習慣など。あらかじめメモに書いておくとスムーズだ。

 症状により、前立腺症状スコア、過活動膀胱症状スコア、尿検査、超音波検査、尿路・骨盤底の画像診断なども行う。

 これらの結果に基づき、行動療法と薬物療法(抗コリン薬やβ3受容体作動薬など)に進む。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン