著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ADHDの人は寿命が短い…医学誌の発表に驚きが広がる

公開日: 更新日:

 ADHD(注意欠如・多動性障害)の人の平均寿命は、障害を持たない人に比べ男性で7年、女性で9年も短いことがわかり、驚きが広がっています。この調査は3万人のイギリス人を対象に行われ、医学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」に発表されました。

 ADHD(注意欠如・多動性障害)は、遺伝から環境要因まで複合的な要因が関与して発症すると考えられています。特徴的な症状としては、注意を持続させるのが困難だったり、落ち着きがなかったり、行動の抑制が困難だったりなど。これらが持続的に認められ、そのために日常生活に困難が起こります。CDC米疾病予防管理センターによれば、3歳〜17歳の子供の約11%がADHDと診断。なお、日本では学童期の子供の3%から7%がADHDという数字が、国立精神・神経医療研究センターのサイトに記されています。

 ではなぜADHDの人の寿命が短くなるのでしょうか? 直接の原因は明らかではありませんが、行動の抑制が困難なことが、理由の1つではないかと推測されています。例えば喫煙やアルコール乱用の傾向が一般人口の2倍、また事故や自傷などが原因による死亡も、一般人口の2.8倍という数字が出ています。さらにADHDと診断された人が成人期になると、衝動をコントロールすることが難しくなり、より危険な行動をとるようになる事もわかっています。

 これまで特に子供の障害と捉えられることが多かったADHDですが、今回の調査結果を受けて専門家は、「成人のADHDにも、もっと注意を払う必要がある」とコメントしています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  2. 7

    高市首相に疑惑炸裂で「茂木新総裁」が急浮上 キングメーカー麻生太郎氏とも関係良好、経験値の高さも折り紙付き

  3. 8

    トンチキアイドル枠独占のM!LKが“ポスト嵐”に急浮上! イケメンからインテリまで幅広く

  4. 9

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  5. 10

    紙切れ一枚でクビに…怒りに任せて野球用具すべてを詰め込んだバッグごと、ゴミ箱にぶん投げて球場を後にした