(2)お酒でやらかしてしまう原因に4つの感情「HALT」あり

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 すべてが自分の思い通りにいくはずなどない。腹が立つときは、他者や社会とズレが生じたとき。そんなひとつ引いた視点で考えると、直情的にならずにすみそうだ。

「Lはロンリーです。パーティー会場でぼっち状態になると、お酒の力を借りるといった人は少なくない。また、家の中にいて孤独を感じる人が依存症になってしまうケースも目立ちます。孤独が原因でお酒を飲んでしまうという自覚がある人は、誰かと、何かとつながれるものを探してください」

 ペットを飼うとお酒を飲む量が減るというデータもあるといい、きちんと飼うことができる人であれば、猫や犬などと同じ時間を過ごすのもいいだろう。

 そして、最後がタイアードのT。疲れではなく、「退屈」によってお酒に手を伸ばしてしまう。

「何もすることがないから退屈を感じる。であれば、ささいなことでもいいので予定をつくることが大切です。翌朝の予定が決まっていれば、夜遅くまで飲まないですよね」

 もし、あなたがお酒で「やらかした」と反省したなら、上記4つのどれに当てはまるかをセルフチェックするように。

▽山下悠毅(やました・ゆうき) 精神科専門医・精神保健指定医。日本外来精神医療学会理事。近著に『彼らが見ている世界がわかる 依存症の人が「変わる」 接し方

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