CGM体験記「1型糖尿病でも合併症の不安が解消され豊かな人生が送れる」

公開日: 更新日:

鈴木一郎さん(60代/自営業/仮名、茨城県在住)

 糖尿病を発症したのは結婚したばかりの26歳の頃。突然、頭がボーッとして倒れ、救急車で病院に運ばれました。医師に「糖尿病です」と告げられたときは心底驚きました。174センチの私の当時の体重は50キロ台。太っていた時でも68キロで、ベストは65キロでした。糖尿病のイメージである肥満体質ではありませんし、糖尿病の家族もいません。

 しかも、医師が言うには2型ではなく、1型だというから二度ビックリです。医師からは「1型の原因はウイルスなどですが、あなたの場合は原因不明です。しかし、間違いなく1型糖尿病です」との診断でした。

 すぐに1日1回インスリンを注射する生活が始まりました。と同時に自己血糖測定器を使って一日何度となく自己血糖値を調べるようになったのです。

 最初は1日7~8回は測っていたと思います。しかし、忙しさにかまけて1日朝と晩の2回に減っていきました。

 当時は2回の血糖値が正常範囲に収まっていることを気にするだけで、あとは“たぶん大丈夫だろう”と想像して自分を納得させていました。

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