体外受精クリニック爆破で注目…米国で静かに広がる「反出生主義」とは?
今回の容疑者は25歳の白人男性で、SNSなどで「中絶反対派」への怒りや、「これ以上この世界に子どもを増やすべきではない」などの考えを発信していたといいます。
アメリカではトランプ新政権が発足以降、少子化対策としての出産が度々話題に上るようになりました。体外受精の費用削減が大統領令として出されたり、赤ちゃんボーナスが提案される中、トランプ氏が自身を「生殖大統領」と呼んだこともニュースになっています。
こうした中で「出産」が政治化していくことへの懸念も高まっています。今回の爆破事件の真意ははっきりしていませんが、今後も同様の事件が起きることを想定して、医療施設の警備強化なども話題に上がっています。