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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「自分に医療のアドバイスを求めるべきではない」…ケネディ保健福祉省長官の仰天発言に騒然

公開日: 更新日:

 ワクチン懐疑論者として強い批判を浴びながらも、保健福祉省長官に就任したロバート・ケネディ・ジュニア氏の発言と行動が、再び物議を醸しています。

 ケネディ長官は先日議会の公聴会で、保健福祉省が行った1万人もの職員の解雇や、はしかワクチンなどについて質問を受けました。特に、アメリカのはしか患者は今年に入って1000人を超え、死者も2人出るなど依然猛威をふるっています。その間ケネディ長官は、ワクチンを否定しないまでも、「タラ肝油が効果的」といった代替治療を勧めるような発言をしてきました。

 公聴会では野党民主党議員から、「あなたは麻しんワクチンを推奨するか?自分の子供には受けさせるか?」と聞かれ、長官はうやむやな答えを繰り返した挙句に、「私に医療についてのアドバイスを求めるべきではない。」と言い放ちました。

 その一言で議場は騒然。保健福祉省は日本の厚生労働省と同様、国民に医療に関する正確な情報やアドバイスを提供するのが仕事です。その長官がこの発言でいいのか!?と、SNSには驚き呆れるコメントが溢れ返っています。

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