著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

医師が病気になった時…7月に風邪をひいたら次々に不調が連鎖

公開日: 更新日:

 もうひとつ注目すべきは、風邪、発熱、セキから、副鼻腔炎という連鎖が起こった、ということです。それ以外にも、ウイルスや細菌の感染症は落ち着いたのに、やたら膝の痛みが起こるようになりました。階段を上ると明らかに息切れがするようになりました。

 こんなふうに「ある程度の年齢になると、ドミノのように体の不調というのは連鎖するんだなぁ」と実感しました。野球で言えば、ヒットを打たれてフォアボールを出して、内野ゴロのエラーが重なり、デッドボールをやらかし、ピッチャーゴロの送球を暴投して大量失点を食らう、みたいな状況です。

 私の場合、「ここでホームランを打たれたらコールドでゲームセット!」--という最悪の状況は切り抜けられたのかも知れません。知らない間に急性大動脈解離や脳出血といった致命的なピンチが起きるという事態は避けられたということかも知れません。

 急性大動脈解離といった、何の前触れもなく発症して命を奪う理不尽極まりない病気は、突然起こることもあるでしょうが、やはり今回の私のように「弱り目にたたり目」で起こることも多いのではないかと想像します。

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