著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

加齢黄斑変性(5)サプリを選ぶなら「フリー体ルテイン」を

公開日: 更新日:

 ですから、ルテインのサプリはフリー体ルテインとして精製されているものを服用すると、体内で吸収される効率が高くなる。ところが、精製というひと手間をかけているため、フリー体ルテインのサプリはそうでないものより価格が上がってしまいます。でもせっかく毎日服用していても吸収率が低いと意味がありません。ですから「なんとなく」や「こちらの方が安いから」で選ぶのではなく、しっかりパッケージを読んでから選んでいただきたいのです。

 冒頭で紹介した、アメリカでの臨床研究で使用されたルテインのサプリはボシュロム社製のもの。なお、日本国内ではロート製薬がこれと同じ成分比でルテインのサプリを製造しています。

 近年、患者数が急激に増えている加齢黄斑変性が気になる方は罹患していないうちからルテインとゼアキサンチンのサプリを積極的に摂取し、予防するのもひとつの手です。なお、なぜこの病気が近年急激に増加しているのか。次回に詳しくお話ししたいと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が