著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

モチベーションの向上と継続に必須の「HERO」とは?

公開日: 更新日:

 まず、目標設定として、明確で達成可能な目標を立てる練習をする。次に、目標までの道のりを複数考え、もしものときのための計画も立てる。その上で、自己効力感を高めるために、過去に自分が成功した経験を思い出し、自信につなげたり、自分と似たような人が成功している姿を見て、「自分にもできるかも」と思えるようにする。ここまでが、HとEの高め方です。

 そして、レジリエンスを高めるために、自分の強みを見つけて、それをどう生かすか考えたり、逆境からどうやって回復したかを振り返る。最後に楽観性を高めるために、問題を「チャンス」と捉える練習をする。あるいは、自分が持っているものや、支えてくれる人に感謝する習慣をつけるといった思考をする──。

 このような研修を行ったところ、心理的資本はトレーニングで高めることができ、短いトレーニングによって意図的に開発・向上できることが明らかになりました。誰もが、後天的に心の強さを鍛えられるというわけです。

 また、心理的資本を高めた結果、仕事のパフォーマンスが高くなるだけでなく、困難な仕事にも粘り強く取り組み、成功する自信が向上するため、良い結果を出しやすくなることも判明しました。

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