抹茶の次は“漢方Kampo”? 日本生まれの知恵がアメリカ人の心と体を癒やす
痩せ薬「GLPー1受容体作動薬」が爆発的に広まるアメリカでは、いま新たな“ウェルネス革命”が起きています。脚光を浴びているのが、日本にルーツを持つ“漢方サプリ”です。
ブームの火付け役となっているのは、サプリブランドの「アポセカリー(Apothékary)」。全米500店舗以上を展開するオーガニック・スーパー「ホールフーズ・マーケット」が、サプリメント売り場拡張の目玉としてこのブランドを導入したことで、一気に話題が広まりました。
アポセカリーのサプリには、アシュワガンダ根、マカ根、タンポポ葉、スカルキャップなど、西洋と東洋を融合させた多彩なハーブが配合されています。ストレス緩和、腸活、免疫力アップ、エネルギー向上、集中力強化など幅広い効能をうたう一方、人気の理由はその“効能”以上に、サプリの常識を覆すようなネーミングとデザイン性にあります。
たとえば、「シュガー・キック」は血糖値バランスを整え、急上昇や急降下を防ぐサプリ。「ワイン・ダウン」は夜のリラックスタイムにぴったりの、ワインの代替商品。「ブルー・バーン」は代謝を高め、体重管理をサポート。いずれもサプリにありがちな錠剤やグミではなく、スポイトで舌に直接のせたり、ドリンクに混ぜて摂取するスタイルです。しかもボトルはカラフルでスタイリッシュ、ギフトにも喜ばれそうなデザインです。


















