新たなコレステロール低下薬に承認…「ベムペド酸」の効果と副作用

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 これまで、高コレステロール血症の治療には「スタチン」と呼ばれる薬が広く用いられてきました。スタチンは、肝臓におけるコレステロールの合成を抑えることで、血液中のLDLコレステロール値を下げます。また、長期にわたってスタチンを服用し続けることで、心臓病の発症リスクも低下することが報告されていました。

 一方で、スタチンを処方された人のうち、25~50%は1年以内に同薬を中止することが知られています。その要因として、筋肉痛や頭痛、肝機能の異常といった副作用が挙げられます。このような副作用によって、スタチンの服用継続が困難になってしまう状態を「スタチン不耐」と呼びます。

 スタチン不耐は、女性や高齢者、糖尿病を有する人で多いことも知られており、スタチンに代わる効果的な治療薬の開発に注目が集まっていました。心臓病のリスクが高いにもかかわらず、スタチンが服用できない患者にとって、ベムペド酸は新たな治療の選択肢となり得る薬です。

 ベムペド酸は、スタチンとは異なるメカニズムでコレステロールの合成を抑えます。スタチンが、肝臓だけでなく筋肉細胞内でも作用するのに対し、ベムペド酸は主に肝臓で活性化されます。そのため、筋肉に対する影響が少なく、スタチン不耐の患者さんにも使用できると考えられてきました。

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