89歳で死去、広瀬叔功さんを悼む…世界の盗塁王・福本豊との決定的な違い
1960年代のプロ野球で活躍した広瀬叔功氏が2日に心不全で亡くなったことが、5日にわかった。89歳だった。南海の黄金期に俊足巧打の1番打者として活躍し、プロ野球歴代2位の596盗塁をマーク。1978年からは南海の監督も務めた。現役時代に対戦経験のある元東映、巨人投手の高橋善正氏(81)が「投手の立場からすれば、広瀬さんほどイヤらしい打者はいなかった」と振り返る。
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一言でいえば、「野球IQの高かった選手」でした。5年連続盗塁王、歴代2位の596盗塁。その俊足ぶりは、私が対戦した選手の中では、元阪急の福本豊(77)と双璧をなす。通算1065盗塁のプロ野球記録を持ち、「世界の盗塁王」と言われた福本とはしかし、決定的な違いがありました。


















