それは、脳卒中だ!「様子見」を絶対にしてはいけない3つの症状
「もしご家族に『F』『A』『S』の症状が見られたら、その時刻をメモし、救急隊員に渡してください。発作時刻がわかり、速やかにt-PA療法へ入りやすくなります」
動転すると、救急車を呼ぶ「119」すら、とっさに出てこない。「FAST.119」と大きく書いた紙を、自宅のだれもが見る場所に貼っておくのも一つの手だ。
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■川勝さんは全国各地で脳卒中の経験を語る講演会を開いている。ある講演会で出会った男性はくも膜下出血の経験者。発症の1週間前から頭痛があり、いつもの片頭痛と思い頭痛薬を飲んでやり過ごしていたところ、突然発症。「今思うと、頭痛が治らなかった時、すぐに病院へ行くべきだった」と男性。やはり「様子見」は危険なのだ。


















