(4)「脳卒中」どのような症状なら救急車を呼ぶべきか

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 突然起こる脳卒中、時には一秒を争う搬送が運命を決めることもあります。中込院長の症例ではこんなことがあったそうです。

「高齢の男性が、突然の上腹部の痛みを訴えてやってきました。頭痛ではなかったのですが、顔色が悪く表情がすぐれなかったため、頭部CT検査をしたところ、くも膜下出血でした。直ちに原因である脳動脈瘤(脳の動脈にできる瘤)に対しコイル塞栓術を行って無事退院しました。また、脳梗塞の場合、これまでは発症から3時間以上経つと血栓溶解剤(t-PA)が使えなかったため、梗塞が進行し重篤な後遺症が残ってしまった例が多くありましたが、最近では発症から4.5時間以内の治療なら使えるようになりました。一方、搬送が遅れたため、すでに手遅れで、手術ができなかったケースも多数経験しています」

 手遅れにならないために、どんな症状の時に救急車を呼ぶべきか、中込院長はこうアドバイスします。

「脳梗塞と脳出血の場合は、顔面や手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、視野障害、くも膜下出血は突然の激しい頭痛、それが継続するといった症状が出ます。その場合には救急車を依頼した方がいいでしょう。ともかく、普段と違う症状が突然に起きた場合は、救急車の依頼を」

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