(3)栄養指導に注力…医療事務を兼務する栄養士が増加中
医療制度改革で脆弱な政治的立場から常に変化を強いられる調剤薬局は、「栄養相談や指導」「薬の宅配サービス」「リハビリ・運動支援」「ダイエットや生活習慣病の予防のための講習会や個別相談会」など、多角化によって生き残りを図っている。
なかでも調剤薬局が注力しているのが「栄養相談や指導」だ。
首都圏で調剤薬局を複数経営しているある会社は、管理栄養士を医療事務員として雇用。店内では医療事務職として処方箋受付や入力、レセプト(診療報酬明細書)の作成や点検などの請求業務、ピッキング(処方箋に書かれた薬を棚から正しく集める作業のこと)、在庫発注などの業務をこなしつつ、栄養管理士として店内での栄養相談やセミナー、栄養に関する展示物の作製などを行っている。
また、店外では自治体などから受注した特定保健事業(メタボリックシンドロームの予防や改善のための支援事業)、介護予防・日常生活支援総合事業(要支援の人や介護が必要になる前の高齢者を対象に、掃除、洗濯、買い物などの生活援助、軽い運動や体操、見守りなどの通いの場の提供といった支援により、介護が必要となるのを防ぐ目的で行われる介護保険制度内で行われるサービスのこと)における栄養指導面での仕事、乳幼児健診時栄養指導などを行っている。


















