黒岩祐治知事は1カ月後に発症…慢性硬膜下血腫の「怖さ」と「注意点」

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「慢性硬膜下血腫」で入院していた神奈川県の黒岩祐治知事(71)が12日、退院した。

 黒岩知事は、昨年の大晦日、露天風呂で滑って転倒し、後頭部を強打、その約1カ月後に慢性硬膜下血腫につながったことを、フェイスブックへの投稿などで明らかにした。黒岩知事の投稿でも分かるように、忘れたころに発症するのが、この病気の特徴だ。

 発症まで時間がかかるのは、そのメカニズムに由来する。虎の門病院・脳神経外科部長の原貴行医師は、「頭部打撲の際に脳の静脈に小さな損傷が起こり、それが少しずつ硬膜下(脳と骨との間)に血腫を形成し、最終的に脳への圧迫症状が出現します」と、「通常、打撲から数週間から数カ月かけて発症します」と解説する。

 この病気は60歳以上の高齢者に多く発症し、男性が女性の2倍以上多いという。

 なぜ、高齢者に多いのかは「高齢者はもともと脳萎縮があるため、脳と骨(硬膜)との間にスペースが空いていることが多く、脳に血液がたまりやすい傾向があるからです」(原医師)。

 高齢者の中でもリスクの高い人とそうでない人がいる。

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